おはようございます。青芝夏樹です。
大人の発達障害ってご存じですか?
大人になってから自分が発達障害だとわかったということですね。
なぜ、大人になってから気づくの?
学生時代は、発達障害の特性を持ちながらも、学校では決められたことをきちんとしていれば、問題なく卒業できることもあります。多少場違いな言動をしても、周りの大人がフォローしていれば、その子の持った個性として認識され、認められていたのかもしれません。
しかし、仕事をするようになって、自分の得意でないことだった場合、問題が起きます。コミュニケーション能力に問題がある人も多く、他人と協力して仕事をすることができず、自分は他人と違うかも?と気づくことになります。
社会人になると、人間関係が複雑になり、相手の表情を読み取ることも必要になってきます。また、上司から与えられた仕事をしておいたらいいのではなく、主体性を持って仕事をすることが求められます。
つまり、社会人になったら、コミュニケーション能力、協調性、主体性が求められます。
発達障害があると、コミュニケーション能力、協調性、主体性が苦手だったりしますので、つまずくことになるのです。
どこで診断してもらえるの?
大人の発達障害の診断をしてくれるところは、増えてきてはいますがまだ多くはありません。発達障害の診断してくれる病院に連絡して相談してみましょう。
治療
治療方法としては、薬物療法とカウンセリングになります。薬物療法も、ASDの薬は基本的にはありません。2次障害でうつ病等になっている場合はそれに適した薬物が処方されるでしょう。ADHDの場合は薬物がありますので、自分に適合した薬物を探すことになります。
カウンセリングでは、困ったことの対処方法を一緒に考えていきます。しかし、カウンセリングではその人が生まれもった「ものの感じ方」つまり気質観念は根本的に変えることはできません。
親や社会から後天的に身についた「ものの感じ方」つまり観念については、変えることができますので、そこの改善を目指して、カウンセリングを行います。
診断までしてほしくない方は、カウンセリングルームで検査をされることをおすすめします。