こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。
あなたは、発達障害の自分に合う仕事の選び方に悩んでいませんか?
あなたは、発達障害の子どもに合う仕事の選び方に悩んでいませんか?
よく、自閉スペクトラム症(ASD)の人は、単純作業が合う・人と関わらない仕事が合う、注意欠陥多動性障害(ADHD)の人は、企画や発想力が必要な仕事が合う…など色々なことが言われていますよね。
確かに、これらも、発達障害のあなたに合う仕事の選び方の一つです。
今日は、さらに、発達障害の人に合う仕事の選び方についてお話していきます。
同じ「発達障害」でも、人それぞれであることを理解する
発達障害があってもなくても、私たちは人それぞれ少しずつ違います。
好きなことや得意なこと、これだけは譲れないということ…みんな少しずつ違うのですね。
これを理解した上で、合う仕事を探すということが、まず、前提として大切です。
そんなことわかってるよ!と思うかも知れませんが、意外と多くの人が自分の決めた枠に縛られます。
発達障害なんだから、こんな仕事は無理だ…
昔、こういう失敗があった私に、こういう仕事は合わない…
発達障害の自分なんかが、多くの収入を望んではいけない…
発達障害の方は、特性により、一つの考えに固執しやすいする一面があります。
こうに違いない・絶対にこうならこうだ、などですね。
こういった特性も相まって、発達障害の方は、自分の決めた枠に縛られ、その中でしか合う仕事を探そうとしないというケースが意外とあります。
この対策としては、自分の固執している考え方(認知の歪み)に気付くことや、なるべくフラットに物事を見られる人の客観的な意見を聞いてみること、心理検査を受けられることがおすすめです。
そうすると、意外と、自分が知らなかった得意なことに気づけ、合う仕事が見えてくるようになります。
同じ職種でも、働き方はさまざまであることを理解する
今度は、職種ですね。
発達障害の人にはこんな職種がおすすめなんだ!とよく言われます。
確かに、おすすめの職種は存在するし、そういったものを参考に、合う仕事を選ぶのも良いですよね。
「工場ライン」の仕事から探す、「事務」の仕事から探す…など。
ただ、同じ職種でも、働き方はさまざまです。
例えば、工場ラインの仕事でも、大きい物を運ぶような力がいるものもあれば、小さいものに対して細かい作業を必要とする仕事もありますよね。
一口に「工場ライン」といっても、さまざまです。
他にも、同じ「事務」の仕事でも、働く時間が長いもの・短いもの、リモートワークのもの・通勤するものまで、さまざまです。
あなたは、どんな働き方で、働きたいですか?
そして、それについて考えたことはありますか?
いやいや、発達障害があったら、大体これくらいの収入で、これくらいの勤務時間で、こういうことしか任せてもらえないよ…
そう考える方も多いかも知れません。
ただ、意外と、在宅ワークである程度の収入が得られる仕事があったり、個人事業主で働くという選択肢もあったりしますよね。
私は心理カウンセラーですが、私自身も、この仕事を始める時に、普通に雇われて働くのは正直難しいと思いました。
なぜなら、WEB制作などの他の仕事も既にしている中で、1日8時間、週5日という働き方は、けっこう大変です。
ただ、個人事業主としておこなうことで、自分で時間の管理をしながら、このお仕事ができるようになりました。
ですから、あなたも、働き方はさまざまであることを理解し、「自分が望む働き方ができる仕事」という視点で、お仕事を探してみられることをおすすめします。
最初は、探すのは大変かも知れません。
ただ、見つけた後は、ずっと続けていける仕事になるので、結局は、身体的にも精神的にもラクになっていきます。
合う仕事を探すには、心理検査!
また、世の中には、合う仕事を探すために参考になる心理検査が色々あります。
当支援センターでは、
・WAISまたはK-ABCⅡ:IQを測定することで、得意・不得意といった特性がわかる
・GATB:適職がわかる
などの検査を実施可能です。
ということで、今回は、発達障害の人に合う仕事の選び方ということで、お話しました。
他にも色々選び方はありますが、今回は、多くの人が忘れがちな、「視野を広げて考える」ということを中心にお伝えしました。
発達障害のことについてもっと知りたいという方は、当支援センターが発行する「発達障がい克服無料メルマガ」も読んでみて下さいね。
では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。