こんにちは。
発達障がい支援センターの真鍋良得です。
発達障害がある子どもが苦手なものをできるようにサポートしてあげようとする時、何が苦手なのかを、より細かく具体的にすることで、苦手を克服しやすくなります。
たとえば、集団行動が苦手な子どもが集団行動ができるようになるために、あなたならどのようなサポートをしますか?
集団での行動を身に着けさせるために、スポーツを習わせる、塾に行かせる、といったことは考えられるでしょうが、周りの子どもたちについていけなくて、かえって自信をなくすということもあります。
集団行動が苦手という場合、人とコミュニケーションを取るのが苦手なのか、大勢の話し声や音が聞こえるのが苦手なのか、動くペースがゆっくりで周りの子どもの動きについていけないのか、具体的に何が苦手なのかを特定することで、対応がしやすくなります。
周りの子どもの動きについていけない場合は、周りの子どもができているのにできていないということがある場合、時間をかければできる可能性があるので、自分のペースで時間をかけてできるまで見守ってあげることで、できるようになることがあります。
一度何かができれば、それが自信になります。
そして、やり方が一度わかると、少しづつ周りの動きにも合わせられるようになっていきます。
大事なことは、周りの子どもたちと同じ時間で同じやり方でできるようになることではなく、自分でできるようになることです。
「集団行動ができない」ということにとらわれず、「自立できるようになるには何ができれば良いのか」という視点を持つことも大切です。