こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなたは、変わってるねと言われることはありませんか?
そのとき、どんな感情が出ていますか?
私も、気が付くと変わっている、と言われていまた。
何が変わっているのか、自分ではよく分かっていませんでした。
そうか、私は変わっているからおかしいんだ、と思っていました。
ネガティブにとっていたのですね。
変わっているね、と言われることに慣れてきていた頃、しつこく変わっているねと言ってくる人がいました。
そのときに、この人は普通がいいんだな。十把一絡げがいいんだなと思ったのです。
そして、私は十把一絡げは嫌だ!!と思ったのです。
変わってるって、個性なんだなと思ったのです。
それから、変わっているは、私にとっては誉め言葉、ポジティブな言葉になったのです。
先日、どんな職種が変わっているのかなという話になりました。
「会計士、税理士は変わっていると聞いたことがある。」
「教師も、学校の世界しか知らないから変わっているんじゃない。」
「それを言ったら医者もだよ。」
「医療系のなかなら、検査技師が一番変わっているって聞いたことあるよ。」
「士や師がつく職業は、みんな変わっているってことになるね。」
「クリエイティブな仕事をする人も、変わってないとアイデアが浮かばない気がするね」
結局のところ、
「なんだ!みんな変わっているんじゃない!」
という話になりました。
大学卒業して、一般の会社に就職をしても、転職をしないかぎり他の世界を知らないことになります。
就職した会社の仕事の仕方やルールが常識になっていくのですね。
つまり、A社とB社に入社した人が、お互いの会社のルールの話をしたときに、お互いに
あなたの会社変わっているね。と思うことがあるということです。
発達障害のあなたに、変わっているね。と言ってくる人は、その人の価値観(観念)でしか、あなたのことを見ていない可能性が高いのです。
発達障害のあなたも、この人変わっているなって思ったことがあるのではないでしょうか。
そのときは、あなたの視点、価値観(観念)で見ていると思います。
このように考えていくと、全員が全員同じ価値観ではありませんね。
十人十色とういよに、価値観はそれぞれです。
赤色から黄色を見れば、黄色は変わっている。
黄色から青色を見れば、青色は変わっている。
青色から赤色を見れば、赤色は変わっている。
となるのです。
もし、あなたが、変わっていることはダメなんだ、とあなた自身のことを責めているならば、責める必要はないですよ。
自分の個性に自信を持ってくださいね。