おはようございます。発達障がい支援センターの青芝夏樹です。
アドラー心理学を解説した『嫌われる勇気』を読まれたことはありますか?
嫌われる勇気の内容
内容を簡単にまとめると、
人生には様々な苦しみがありますが、その悩みの原因は対人関係だとアドラーは言います。
他の人から認められたいという承認欲求を充たすため、嫌われないようにする生き方は、不自由です。対人関係の問題を解決し、すべての悩みから解放されるためには「嫌われる勇気を持ちなさい」ということです。そうすることで、他人の目を気にせず生きることになり、自由になれるし、幸せになれる。……という内容です。
嫌われるには勇気が必要?
「嫌われるには勇気が必要」と考えているということは、「嫌われてはいけない」という価値観があるからです。この価値観は、本当に正しいのでしょうか?
食べ物で考えてみましょう。牡蠣は好きですか?牡蠣が好きな人もいれば、嫌いな人もいるでしょう。
野球で考えてみましょう。巨人は好きですか?巨人が好きな人もいれば、嫌いな人もいるでしょう。
ファッションで考えてみましょう。ユニクロは好きですか?好きな人もいれば、嫌いな人もいるでしょう。
このように、人には好き嫌いがあって、全員に好かれることはないのです。人間関係も同じです。全員に好かれることはないのです。ある一定数は嫌われるのです。それなのに、「嫌われてはいけない」と思っているとしんどくなってくるのです。
嫌われることに勇気は必要ない
嫌われることは当たり前なのです。その当たり前のことに気づいてください。嫌われてもいいし、嫌ってもいいのです。
学校では「みんな仲良くしましょう」と洗脳されてきました。「人を嫌ってはいけないし、嫌われてはいけない」と洗脳されてきました。洗脳されてきたと気づいてください。
嫌われてもいいんだ。嫌ってもいいんだと思うと、他人の目が気にならなくなり、すごく楽になりますよ。早く、目を覚してください。他人軸ではなく、自分軸で生きましょう。