心理カウンセラーのブログ

発達障害と自己否定

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こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。

発達障害の方の中には、自己否定が強い方がいます。

発達障害だから自分はダメだ。

こんなこともできない自分はダメだ。


こんな風に自己否定する発達障害の子どもや自分を見ると、どうしたらいいんだろう?と思いますよね。

今日は発達障害と自己否定というテーマでお伝えできればと思います。

過去の経験から自己否定は生まれる


生まれた瞬間から自己否定する人はいません。

なので、生まれてから色々な経験をする中で、自己否定をするようになるのです。

例えば、
小さい頃とてもおしゃべりで、家族に色々話しかけていたところ、
「あんたはいつもうるさい。おしゃべりするな!」
と怒られたとします。

その時に、『うるさいのは良くない』・『おしゃべりなのはいけないんだ』と思うようになると、
「おしゃべりな自分はダメだ」と自己否定になるのです。

発達障害のある方は、特性があることから、こういった叱られる経験が多いことがあります。
その場合、やはり、自己否定を抱きやすいのですね。


発達障害の特性が自己否定を生み出しているのではない


ここで大事なのは、発達障害の方自身の特性が自己否定を生み出すのではありません。
特性に対して自分がどう思っているのか?が、自己否定を生み出すのです。

先ほどの例で言えば、「おしゃべりな自分」だから自己否定が生まれるのではなく、
「おしゃべりなことを自分でダメだと思っている」から自己否定が生まれるのですね。

他の例で言えば、「忘れ物が多い自分」だから自己否定が生まれるのではなく、
「忘れ物が多いことを自分でダメだと思っている」から自己否定が生まれるのです。

その証拠に、同じ特性を持っていても、自己否定する人としない人がいますよね。
同じ出来事が起きても、自己否定する人としない人がいます。

ですから、発達障害があっても、特性があっても、自己否定をやめることや改善することはできます。


今まで、発達障害の特性があるから自分はどうせダメだ…と思い込んではきませんでしたか?

発達障害の方の自己否定で苦しんでいる方は、ぜひ、自分がどう思っているか?、何がダメだと思っているのか?を見つめてみましょう。
それは客観的な事実ではなく、主観的なものです。

そこに気付くことから、自己否定をやめることは始まります。

発達障害の子どもが自己否定が強い場合は、親であるあなたが、「こうでなきゃダメ」というのをゆるませてあげるような声がけをしてあげてみてくださいね。

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では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。

 
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