こんにちは。発達障害支援センターの阿部由香里です。
発達障害のお子さんの特徴でよく見られる、こだわりの強さにはいろいろあります。
そばで見守る親御さんにとって、気になる点をいろいろ聞きました。
また、どんな風に対応しているのかも聞いてみました。
・過去の出来事を、ずっと許せないで心の中にわだかまりを持っている。
「○○くんがあの時、自分に言った言葉が許せない」
本人が気が小さくて、その時言いたいことを言えなかったせいで、なおさらわだかまりを持っている。
対応⇒ 心の中にある、許せない出来事を文章にして紙に書かせる。どう思ったのか、本当はどうしたかったのかを書くことで気持ちの整理をする。
もしその話が出たら、親御さんは子どもの気持ちに共感した声かけをする。
・かなり部分的に神経質で潔癖症
手を洗う回数が多すぎるので、肌がボロボロになるほど乾燥してしまう。
対応⇒ 手を洗った後にはハンドクリームを用意して塗ってもらう。
・濡れたタオルを常に持参。それで気になるところを拭くのはいいが、濡れたタオルを机の引き出しに入れて保管する。引き出しの中が濡れて、かび臭くなってしまう。
対応⇒ タオルを置く場所を決めて、机の上に置いてもらうようにする。
こだわりの内容はかなり個性的で、その内容も十人十色です。
親御さんならそのこだわりを承知して対応できますが、学校のお友達に全部わかってもらえるとは限りません。周りのお友達からどんな扱いをうけるのか、心配はつきませんよね。
対応のしかたも、その子にあった内容で、工夫してルールを徹底してもらうことが大切です。
どうしたらいいのかわからない、など困ったときは、当支援センターにご相談ください。
カウンセラーが親御さんとご一緒にサポートいたします。