発達障がい支援センターの青芝夏樹です。
あなたは、他人から批判されたらどう感じますか?
ほとんどの人は嫌な気分になりますよね。
基準を超えるから批判する
特に発達障害の特性のある方は、人とは少し違うところがあるので、批判されることも多いと思います。批判するということは、批判する人の基準があって、その基準を超えるから批判するのです。
批判する人の心理を考えてみてください。職場で他人の悪口を大声で言っている人いませんでしたか?私が以前勤めていた職場にはいました。
大概、「普通こうするのに、なぜしないのか?ダメだろ。」というようなことが多いと思います。この「普通こうする」が基準なのです。「普通こうする」という価値観を持っているのです。その価値観に合わないから批判するのです。
例えば、「普通、職場には30分前に到着しておいて、仕事をする準備を整えておくべき」という価値観を持っていたら、始業開始のベルがなる直前に駆け込んできた同僚に対しては、文句を言うでしょう。
待ち合わせには絶対に遅れてはいけないという価値観を持っている人と待ち合わせをするとき、5分でも遅れるとすごく批判されるでしょう。
批判されることをしても犯罪ではない
批判されるというのは、その人の基準を超えただけなので、悪いことをしているのではありません。その人にとっては悪いことかもしれませんが、犯罪ではありません。犯罪をすると捕まりますが、批判されても捕まりません。
批判される自分を許す
批判される自分を許しましょう。捕まるような悪いことはしていないのです。批判する人の基準を超えただけなのです。
そして、批判する人を許してあげましょう。批判する人を変えることはできません。あなたにも自由があるように批判する人にも自由があるのです。
批判されたからと言って、辛い思いをする必要はありません。批判する人の基準に合わなかっただけです。激辛が好きな人が、激辛と書いてある食べ物を食べてあまり辛くなかったとき、「全然だめだ」と批判するのと同じです。批判してもいいのです。批判された激辛を書いてある食べ物は別の人が食べたら「激辛だ。おいしい」となるのです。人によって評価が異なるのです。
批判されても、あなたの価値が変わることはありません。そのことによって、落ち込む必要はありません。ただ、自分の性格に問題がある場合は、改善が必要ですので、改善しましょう。