こんにちは。発達障害支援センターの阿部由香里です。
季節の変わり目です。時の流れるのは本当に早いもので、年をとるごとに一年があっという間に過ぎてゆきます。
発達障害を持つお子さんの中には、受験を控えている方もおられると思います。
受験を控えている子どもはナーバスになりがちですが、それを支える親御さんの気持ちもいろいろと心配がありますよね。私も一年前は受験生の子どもを持つ親でした。過ぎてしまえば忘れてしまいますが、当時は子どもの体調管理に大変気をつかったり、子どもがちょっとしたことでイライラしているのをしょっちゅう感じていました。
テストの成績が思うように上がらなかったり、だんだんとお子さんのストレスが高くなってくると家族に、当たり散らすようなこともあります。
そんな時はだいたい自分の言いやすい相手から対象になります。一番身近な、年下の兄弟にストレスをぶつけるのはよくあることです。その次は母親が対象になりやすいです。
中学受験くらいの小学生のお子さんだとまだ幼く、感情のコントロールが難しいことがあります。
部屋の中で暴れてしまったり、心ない暴言を発してしまうということも。
あまりに激しくなって、親御さんのほうがどうしていいのかわからなくなった。こんなことならレベルの高い受験など受けなくてもいいのに。という話を聞くことがあります。
どう対応していいのやら。何と声掛けをすればいい?という悩み。
毎日、家の中で荒れる子ども。なんとかなだめようとしても、親の言葉を聞くことができなくなっています。
この時には何を言っても伝わりません。何も否定することなく、ただ子どもの気持ちを受け取ってください。
「思うようにいかなくて、悔しいんだね。」「イライラして、体が気持ち悪いんだね」
何を感じているのか、言葉にして共感してみる。自己受容を促す声かけをしましょう。
そして、どんな状態でもあなたの価値は変わらない。かけがえのない存在だということ。
少し落ち着いたら、何の条件もなしに、ただ愛していることを伝えていきましょう。
何を選んで、どんな結果になろうともお子さんをまるごと受け止めるから、大丈夫ということを伝えてあげましょう。
そのためには、何よりも親御さん自信が不安にならず、どっしりと落ち着いた幸せであることが大事です。親が不安になっている姿は、子どもさんにもしっかり伝わってしまいます。
もっと詳しカウンセリングで困りごとを解消させたいという方は、当支援センターにご相談ください。本日は、阿部由香里がお送り致しました。