発達障がい支援センターの青芝夏樹です。
本日「思考の癖(認知の歪み)」についてお話します。
人は今までの経験や思い込みから様々な思考癖を持っています。
思考癖というのは、何か言われたときや何か出来事が起こったとき、意味づけをしてしまうことを言います。その人独自の捉え方のことです。
いろいろな捉え方があると思いますが、その人にとっては当たり前の捉え方になっていて、それが癖とは思っていません。
あなたはどう捉えますか?
例えば、あなたが妻から、「今頼んでいること、いつまでにできる?」と聞かれたしましょう。
あなたは捉えますか?次から選んでください。
- A きっと別のことも頼みたいに違いない。嫌だなあ。
- B 一生懸命やっているのに、うるさいなあ。
- C 責めらている。やることが遅いからだ。信用されていないなあ。
答え
どれを選んでも、思考癖(認知の歪み)があります。
思考癖があってもいいのですが、しんどく感じているなら、思考癖を変える方が楽でしょう。
思考癖(認知の歪み)がない捉え方は、【「ただ単に、いつまでにできる?」と聞かれているだけ】と捉えます。
これは、佛教の八正道でいうと、「正見」という見方になります。
言葉の通り、正しく見るです。これができるようになると悩みが少なくなります。
ほとんどの人は「正見」ができず、苦しんでいるのです。ぜひ、「正見」を実践して、思考の癖を直しましょう。かなり、生きやすくなり、人間関係も良くなっていきます。