こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなた、発達障害のお子さんには色々なこだわりがりますよね。
そのこだわりが、発達障害のあなたや発達障害のお子さんをつらくしていませんか?
人は誰でもその人なりのこだわりがあります。
それが個性の一つでもあり、人を成長させる糧にもなります。
反対に、人を苦しめることにもなるのです。
そして、こだわりは1人1つではありません。沢山のこだわりがあります。
沢山のこだわりの中でも、過去の出来事へのこだわりを見つけて、緩めていきましょう。
そうすることで、生活していくことが楽になっていきます。
なぜなら、過去はもう変えることができないからです。
小学3,4年生のころの私の体験です
新聞に英会話教室のチラシが入っていました。
英会話教室の場所は教会で、自転車で行ける距離でした。
この値段なら大丈夫なのではないかと、子どもなりに判断し、行きたいと親に話したのです。
やりたくない習い事に行かされていたので、そちらをやめて、英会話に行きたいとお願いすれば、経済的な負担もないだろうし、すぐに許可がもらえると思っていました。
でも、行かせてもらえませんでした。
親に対して不信感のようなものを持ったうちの一つです。
英語を話せるようになりたいと思っていた私は、基礎英語を真面目に聴きました。これはという教材で勉強してみました。それでも私は英語を話せるようになりません。小学生の吸収がすごい時期に、英会話に触れていれば、私は英語が話せるようになっていたのではないかと思っていました。
ですので、親に対して嫌な気持ちになると、英会話に行かせてもらえなかったと思います。
英語が分からないとと思うと、親に対して怒りを感じていました。
このように負の感情を感じることは、生活していくうえで負担でした。
では、ここで考えてみましょう。
私が英会話を習いに行けなかったことを、行けないのね。とさらっと受け止めて、そんことがあったことも忘れていたらどうなっていたでしょうか。
親とケンカしたとしても、ケンカの内容と関係のない英会話に行かせてもらえなかったことを思い出し、苦しい気持ちになることはありません。
英語が分からないと思っても、親に対して怒りを感じることもありません。
英会話を習わしてもらえなかったことにこだわって、負の感情を抱くことが1万回あったとします。
こだわっていなければ、1万回も嫌な思いをすることはなかったのです。
この1万回があるとないでは、気持ちが全然違いますよね。
そして、本当に私が英語が話せないのは、親のせいなのでしょうか?
単純に勉強の量が少なかっただけです。3日坊主だっただけです。
今では、翻訳アプリがあるから、話せなくてもなんとかなるではないかと思っているくらいです。
ここでいうこだわりとは、「観念」のことを言います。
「観念」は、喜怒哀楽など、感情が動いたところにあります。
つらい、悲しい、怒りを感じるなど、負の感情で発達障害のあなたや発達障害のお子さんが苦しんでいるのなら、原因となる「観念」を緩めていきましょう。
緩める1歩として、感情が動いたら、何か「観念」を持っているんだな、と気づくことです。
たったそれだけ?と思いますよね。まずはこの1歩を進んでみませんか。
そして、もっと進みたいと思ったあなたは、発達障がい支援センターの心理カウンセラーと一緒に「観念さがし」をしてみませんか。
発達障がい支援センターの心理カウンセラーがいつでもあなたに寄り添います。
1人で悩まないでください。
頼れる場所があることを、覚えておいてくださいね。
それでは、今日も、楽しい1日をお過ごしください。