こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
発達障害があっても、持っている能力を生かし、人の役に立ち、しあわせになることができたなら、人生を楽しむことができます。
学校のテストで平均70点の教科が20点、平均60点の教科が100点だったなら、20点の教科を平均点にしようとするよりも、100点の教科をもっと得意にする方が自分の能力を生かすことができるでしょう。
得意を生かせる学校に入るために、20点の教科を平均点まで上げないといけないということはあるかもしれません。
そういった目的を達成するために苦手科目を克服しようと努力するのはもちろん素晴らしいことです。
そうではなく、成績が良くない科目を、周りよりも劣っているからという理由で平均以上にしようとする、他人と一緒になるための努力はただ苦しくなるだけです。
他人と同じになるための努力ではなく、自分の得意を生かすため、やりたいことをやるための努力をすることが大切です。
発達障害がある子どもが苦手を克服しようとするとき、周りのこと同じ方法、同じ時間ではできなくても、やり方を工夫し、時間をかければできるということがあります。
やってみてできなくてもあきらめずに、自分にあったやりかたを見つけることができたら大きく成長することができます。