こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
発達障害のわが子にカウンセリングを受けさせたい。
そのように考えることはありませんか?
わが子が発達障害の特性で、先を見通すことが苦手だったり、相手の気持ちを察することが難しかったりという傾向があると、どうしても二次障害として不登校やうつ病、不安障害などになりやすい傾向があります。
例えば、なんらかの発達障害を持っているといわれている人の割合は、統計にもよりますが、人口の約1割程度と言われています。でも、不登校の子どもの中で見ると、発達障害の割合は3割にも上るのです。
わが子が発達障害の二次障害になってしまっている、もしくは、二次障害になりそうな前兆が見られるというときに、発達障害専門のカウンセリングを受けるかどうかを子どもに聞いてみると、受けたがらないお子さんもいます。
それで、カウンセリングを受けないまま学校を卒業して社会に出たときに、さらに問題が大きくなってしまうということも起こっています。
子どもも高校生くらいになると自我も発達して親のいうことを素直にきけないこともありますが、
発達障害専門のカウンセリングを受るかどうかの判断を子どもに任せない方が良いこともあるのです。
発達障害の特性で、将来の見通しがたちにくくて、今は本人は困っていることがないと思っていて発達障害専門のカウンセリングを受ける必要性を感じられないのです。
発達障害専門のカウンセリングを受けるかどうかは、お子さん本人に選ばせるのではなくて、親御さんからきちんと受けるように伝えることが必要な場合もあります。
親御さんはお子さんより長く生きていて人生経験も豊富です。
お子さんの人生という長いスパンで考え、目の前の問題が解決することだけを考えずに、大きな視点に立ってみてくださいね。