こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、
子どもがが癇癪を起こしているときに困ってしまったことはありませんか?
子どもが感情的になって怒りが爆発してしまって、どうしたらいいのかわからなくて困ってしまったといった経験はないですか?
子どもがどうしてこのような行動をするのかわからないということはありませんか?
発達障害、もしくは発達障害のグレーゾーンであったり、発達障害の疑いがある、
といったときに、感情のコントロールがうまくできないということで困ることがよくあります。
たとえば、
・子どもが癇癪を起こしてしまう
・子どもが怒りや悲しみの感情にとらわれてしまってどうしようもできない
・目先の欲求に流されてしまって、やるべきことを先延ばしにしてしまう
といった困りごとが起きてきます。
もし子どもがそのような状態になったときは、まずは時間を置くことです。
子どもが落ち着いて、冷静にものごとを考えられるようになるまでは待つしかありません。
深呼吸をしたり数を数えてみたり、落ち着かせる方法はいろいろありますので、
子どもと一緒にやってみましょう。
子どもの年齢によっては、自分で感情的になったときの対処法を身につけていることもありますね。
1つでも多く、どんな状況でもできるように、対処法はたくさん知っているといいですね。
できれば7個くらいあるといいですね。
そして、子どもが
・どんなことで感情的になっているのか?
・どんなときに感情の起伏が激しくなるのか?
・どんなことで感情を揺り動かされるのか?
その感情のもととなる子どもの観念を知ることです。感情というのは、必ず観念から生まれます。
観念とは主観的なものごとのとらえ方や判断基準、価値観のことです。マイルールと言ってもいいでしょう。
つまり、子どもも成長とともに観念を身につけていくので、その観念に触れる出来事が起きたときに、
感情的になってしまうのです。これは大人も同じです。一般的に、大人の方がより観念が強固になっていることが多いです。
どんなことが起きると子どもが感情的になるのか、そのもとになっている観念はなんなのか、
いつも子どものそばにいる親であるあなたであれば、わかることもあるのではないでしょうか。
子どもの観念がわかったら、その観念を持っていることで自分が幸せになっていけるのかを親子で一緒に考えてみてくださいね。
観念について話すと、どうして自分が変わらないといけないの?と抵抗が生まれることもあります。
自分が責められた、ととらえてしまっているのかもしれません。
ですので、第三者話法を使うなど、その子一人一人に合った伝え方を工夫していく必要があります。
子どもがそれはどんな観念からきていることなのかを自分で考えて、
その観念は自分を幸せにするのかどうか、必要なのかどうなのか、について考えていくことができるようになることは感情をコントロールしていくためにとても大切なことです。
いつも同じことが繰り返されるということが防げるようになってきたり、
お子さん自身で感情をコントロールすることができるようになっていく可能性があります。
繰り返しになりますが、
感情をコントロールできることはとても大切なことです。
人間は感情の生き物。
感情は理性よりも強いです。
感情のコントロールはできるだけ早いうちから身につけられるといいですね。
子どもの年齢によっては時間がかかることもありますが、
取り組みをはじめることで、必ず前に進めます。
親子では難しいというときは、発達障害専門のカウンセリングを受けるという方法もありますよ。
あなたの幸せになる子育てを応援しています。