発達障がい支援センターの西浦まゆみです。
発達障害の子どもを持つ親のあなたは、
自分の感情が思うようにいかず嫌な気分になっていませんか?
発達障害の子どもを持つ親のあなたは
自分の感情なのに思うように行かないと戸惑っていませんか?
発達障害のわが子の言動でイライラしてしまう自分に
なんでこんなにイライラしてしまうのだろうと
思うこともあるのではないでしょうか?
私たちが感情的になる時にはその素となるものがあります。
感情の素となるものは「観念」です。
観念とは、主観的な物事の捉え方で、価値観やレッテルとも言います。
対義語に概念があります。
概念とは、客観的な物事の捉え方のことを言います。
主に条例や法令のことを言います。
50人がいれば、50人とも同じことを指すことを概念と言います。
例えば、ケーキがあります。
このケーキを好きか嫌いかは観念で、ケーキが食べ物というのが概念です。
好きか嫌いかはその人の主観的な捉え方なので「観念」です。
ケーキが食べ物であるというのは誰が見ても食べ物と答えますよね。
だからケーキが食べ物であるというのは「概念」になります。
私たちが感情を揺り動かされるのは「観念」があるからです。
主観的な物事の捉え方「観念」は自分の物差しです。
この物差しがあるから「感情」が揺り動かされるのですね。
物差しに反すれば、怒りや苛立ちが出てくるし、
物差しに反しなければ、満足した感情が出てきます。
例えば、先ほどのケーキで例えると、
ケーキをもらって嬉しいと感情が出るのはケーキが好きという観念があるからです。
ケーキが嫌いという観念があると、ケーキをもらっても嫌な感情が湧きますよね。
このように感情の素となるのは、自分の物差し=観念があるからです。
観念は自分では当たり前のものなので気がつきません。
無意識だからですね。
いい感情も嫌な感情もその素となるものは「観念」です。
だから、自分が嫌な感情に振り回されてしまう時には
その素となる観念に気がつくことが大切です。
そして、その観念が必要でなかったら修正や手放していきましょうね。
まずは感情の素となる「観念」を意識して下さいね。