こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
何かが苦手、何かができない、というとき、「発達障害があるからこうなんだ」と、嘆いたり悲しんだり、あきらめたりすることはありませんか。
人とコミュニケーションを取るのが苦手だという時、話を理解するのが苦手なのか、思っていることを伝えるのが苦手なのか、相手の気持ちを察するのが苦手なのか、コミュニケーションの中でも何が苦手なのかは人それぞれです。
そして、それらが苦手である原因は、発達障害によるものもありますが、そうではないものも多くあります。
自分の思っていることを伝えることが苦手だという時、その原因は、子どものころから自分の言動を否定されてきたために、自分の頭で考えることをあきらめてしまった結果なのかもしれません。
相手の気持ちを察するのが苦手だという時、ほんとうは人一倍相手の気持ちを感じ取っているけれど、気を使いすぎて動けなかったり、自分がどんな行動をとればいいのかわからないからそう見えるだけなのかもしれません。
「発達障害だから」とか「自分はこんな人間だから」という思い込みをなくして、なぜそうなのか、どうすればより良い状態にできるのかということを考えながら行動していけば、できることが増えていき、得意なことを生かせるようになっていきます。