こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
ただいま、ゴールデンウィークの真っ最中ですね。
せっかくの連休なので、と旅行などに家族で出かけて楽しい時間を過ごしているかもしれませんね。
それでもゴールデンウィーク明けは疲れが出やすい時期なので、お子さんの様子を注意して見てあげてくださいね。
4月に入り、クラスや学校などが変わり、新しい環境に慣れようととても頑張ってきた子どもたちは、
ゴールデンウィーク明けには4月からの疲れがたまってしまっていて、学校に行けなくなってしまうといったことが起こりやすい時期なのです。
なので、お子さんの様子を見て、気をつけてあげてくださいね。
まずは、お子さんの話をよく聴いてあげてください。
この『話を聴く』ということが、意外と難しいということがあります。親は子どもの話を聴いているつもりでも、子どもから見ると、「うちの親は私の話なんて、全然聴いてくれない!」と思っていることはよくあります。
親はまず、聴き上手になりましょう。親としての立場や主張を子どもに話すべきときはもちろんあります。それでも、子どもが自分の気持ちを表わす言葉を口にしてきたときは耳を傾けましょう。子どもの気持ちを聴いて、理解していることを、言葉や身振りで子どもに伝えるようにしてください。
親が子どもの気持ちに耳を傾ければ、子どもは「聴いてもらえる」と思い、自分の気持ちを正直に話すようになっていきます。そして、悩みや苦しみを口に出してしまうことで気分をスッキリさせる効果も期待できます。うれしい気持ちを話したかった子どもなら、親に話を聴いてもらったことで、うれしい気持ちが倍増するのです。
発達障害の特性により、子どもにとって話したいことを頭の中で整理するのに時間がかかったり、言葉にするのに時間がかかったりすることもあります。
そんなときは、子どもが話たいタイミングが来るのを待つことをおすすめします。親がきいてすぐ返事がなくても、「ま、話したくないときもあるよね」「すぐに返事ができる時ばかりじゃないよね」などと考えてみて、ありのままの子どもを受け入れてあげてくださいね。親がありのままの子どもを認めていれば、子どもも自分で自分のことを認められるようになっていきますよ。自分っていいよね、と思える子どもになっていきますよ。