こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子どもたちはもうすぐ夏休みですね。夏休みなどの長期休みとなれば、親は子どもと一緒に過ごす時間が増えますね。子どもたちにとって長期休みは普段できないことができることで楽しみな一面がありますね。一方で、子どもが退屈してしまったり、宿題に追われる子どもに対応したりと、子どもと一緒にいるのがちょっと大変だという親御さんもいらっしゃるかもしれません。
子育て中のあなたは、
毎日、本当は怒りたくないと思っているけど、
子どものすることが許せなくて子どものことを怒ってしまう。
どうしてこんなに怒ってしまうのか、自分がわからない・・・
そして、後で子どものことを傷つけてしまったのではないかと心配になってしまったりして、
そんな自分がイヤになる・・・
とお悩みではありませんか?
今回のブログはそんな子育て中のあなたの悩み解決のヒントにしていただければ幸いです。
親であるあなたは、自分のことを決して責めないでくださいね
まず大前提として、親であるあなたが、今お子さんのことを怒ってしまったとしても、決して自分を責めないでくださいね。
自分を責めることは、なんの意味もありません。
むしろ、自分のことが”イヤになる”、”嫌いになる”といった弊害しかありません。なので、自分を責めているとしたら今すぐやめましょう。今怒ってしまったのはよくなかったと思ったら、長くても5分までの反省をして、次どうしたらよいかを考えましょう。
子どもの「できていないとき」よりも「できているとき」に注目しよう
親は、子どもの「できていない時」についつい関心がいきがちなもの。そのことを意識して、子どもの「できているとき」に注目しましょう。といっても、意識しないと親はつい、できていることを当たり前と思ってしまいがちです。できていることというのは、その子どもの年齢にもよりますが、たとえば、
・好ましい行動、または増やしたい行動をしているとき
・実際には増やしたい行動にはならなかったが、増やしたい行動をしようとしたとき
・指示に従おうとしているとき
・指示にすぐ従っているとき
・自分から自発的にやり始めたとき
・他の子どもと上手に遊んだり、一緒に譲りあったりしているとき
・減らしたい行動ではないことをしているとき
といったことです。これらをまとめると、子どもが努力しているときです。
子どもが「できているとき」に、親は「ちゃんと見ているよ」とこまめに示し続けることで、「叱らなくていい状態」が強化されていくのです。
発達障害や発達障害グレーゾーンの子どもは、兄弟や同じクラスの子どもなど周囲の子どもと同じことができずらい傾向にあり、そのことで叱責されたり、できない自分を責めてしまって、自分はダメな人間だと思い込んでしまうことがあります。ですから、子どもの自己肯定感を育むために、家庭や学校で子どもの良いところを見つけて、本人に上手に伝え、気づかせて、自信を持たせてあげることが大切です。
親であるあなたが子どものことを怒ってしまうわけ
どうして子どものことを怒ってしまうのか?それはあなたに観念があるからなのです。
観念とは、あなた自身の物事のとらえ方、価値観、判断基準のことです。
心の一番根本の部分にあなたの観念があるから、子どもがあなたの観念に触れることをしたときに怒りの感情がわいてしまうのですね。
今、自分はイライラしているな、怒りの感情がわいているな、と思ったら、それは、あなたの観念に気づくチャンスです!
気づいた自分の観念を修正したり手放したりすることで、子どもが同じことをしたとしても怒りがわかないようになっていくことができます。
怒りの根本にある観念の修正や手放して、親子で笑顔の時間が増やしていきましょう。