こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
たったひとつ誰にも負けない能力を生かして世界一になって、自分の身の回りのことや苦手なことを周りの人にやってもらうのと、仕事をしながら生活していくのに必要なことはどれも平均か平均以下ではあるけれども一通りのことは何とか出来てどうにか生きて行くことができるのと、どちらの方が幸せだと思いますか?
発達障害がある子どもは、得意なことだけを伸ばしていけばナンバーワン、オンリーワンになれる可能性を秘めています。
周りの子どもと同じようにどの科目も出来るように頑張らせる、苦手なことを克服するために頑張らせる、ということをしていると、得意なことを見つけたり、それを伸ばす機会を失うことにもなりかねません。
得意なことを見つけて伸ばし、それを世の中の役に立つことにいかせれば、その子自身はもちろん、周りの人たちをも幸せにすることができます。
発達障害がある子どもは、一つのことに集中できるけれど、いろんなことをまんべんなくやることが苦手な場合が多く、どれも「普通」にできるようになろうとすると、それだけで苦痛を伴います。
子どもの好きなこと、得意なことに夢中になれる環境を作ってあげることが、子どもの幸せにつながり、親の幸せにつながり、周りの人たちの幸せにつながるのです。