こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、
子どもをほめるのが苦手
子どものことを、どうほめたらいいのかわからない
って思うことありませんか?
そして、その理由は、「うちの子のことをほめているんだけど、なんだか私からほめられているっていうことが子どもに伝わってないように感じるんだよな」と、どことなく違和感を感じていませんか?
わが子に発達障害の特性があることで、
親はほめたつもりでも、わが子にとってはほめられたことに気づくことが難しかったり、ほめられたことがわからなかったりすることがあります。
今回は、
『親はほめたつもりでいるのに発達障害の特性がある子どもはほめられていると感じにくい理由』
と、『具体的にどのようなことに気をつけて発達障害の子どもをほめていけばよいのか』
という点について、発達障害の特性がある子どもをほめるときのポイントを1つお伝えいたしますね。
発達障害の特性を持つ子どもが、ほめられているのにほめられていると感じにくい理由
発達障害の特性として、子どもによって言葉で言われたことはわかるけれども表情を読みとることが苦手であったり、逆に表情からは言おうとしていることはわかるけれども、言葉の意味が良く理解できないということがあったりします。もちろんこれ以外にも様々なパターンがあり、発達障害だからとひとくくりに考えることはなかなかむずかしいのです。
発達障害は生まれつきの脳機能の特性で、たとえば『目からの情報を取り入れることは得意だけど、耳からの情報を取り入れることは苦手』であったり、逆に『耳からの情報を取り入れることは得意だけど、目からの情報を取り入れることは苦手』であったりと、得意不得意の差が大きいことや環境とのミスマッチによって困りごとが起きてくる場合があるのです。
ですから、親は言葉では発達障害の特性のあるわが子のことをほめているけれども表情はあまりほめている感じが出ていなかったり、表情豊かに発達障害の特性のある子どものことをほめているのに、メリハリのない言葉づかいのために言葉からの情報を受け取ることの方が得意な子どもには、親がほめていることが伝わりにくかったりということが起こってきます。
発達障害の特性を持つ子どもが、ほめられているのにほめられていると感じにくいのは、このような理由からなのです。
発達障害の特性を持つ子どもをどのようにほめていけばよいのか
上記ような理由から、発達障害の子どもをほめるべき場面では、『明確な言葉』を使って『表情』も『ジェスチャー』も使って、ほめるという情報を目や耳の多くの感覚から刺激を与えるということを意識するようにしてくださいね。
そうすると、目や耳などどこかの情報のとり入れに苦手なところがあったとしても、別の情報を取り入れやすいところからの入力で補われていきます。
このような点に気をつけながら発達障害の特性があるお子さんをほめるようにしていくと、発達障害の特性があるお子さんが「私はほめてもらってるんだ!」という感覚を持ちやすくなりますよ。
今日は発達障害の特性のあるわが子のほめ方のポイントを1つお伝えさせていただきました。
あなたの幸せになる子育てのヒントになれば幸いです。