こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、
愛するわが子の言葉がなかなか出ないので発達障害ではないのかな?発達障害の傾向があるのかな?と心配になっていませんか?
また、言葉が出ることを促すためにできることはあるの?と気になっていませんか?
発達障害が原因で言葉がなかなか出ない、言葉が出るのがおそくなるということがどうして起こるのでしょうか。
それは、生まれつき耳からの情報が入りづらく、他者の言動に興味を示しにくい脳の特性があるからなのです。ADHDの特性でいろんなものに興味がいってそちらに集中してしまうために、言葉をゆっくり聞いていられないということが起こります。ASDの特性で、親の表情や言葉に興味を示さないので、愛するわが子にいくら言っても言葉が入っていかないということが起こるのです。
感情を代弁してあげて、タイミングよく感情と言葉をつなげてあげよう!
発達障害の脳の特性で、親をはじめ他者の言動にあまり興味を示しませんし、また自分の気持ちにも気づきづらいということもあります。そのために、感情を伝える言葉があまり獲得できずに言葉が遅れるということが起こるのです。
発達障害の特性を持つ愛するわが子の言葉を増やしてあげるためにどんな支援ができるのでしょう。
感情を伝える言葉がまだ獲得できていない場合や、自分の気持ちに気付いていない場合には、親であるあなたがお子さんをよく観察して、お子さんが何を見ているのか、どんな表情なのかを見ながら合う言葉をかけてあげることです。わが子が「たのしい」「うれしい」と感じているタイミングを見逃さずに、親であるあなたがわが子の感情を代弁してあげます。「今回はできなくて悲しかったね」「負けちゃって悔しかったね」などとわが子の気持ちを代弁してあげるのです。
わが子の気持ちを代弁してあげることで、わが子の今の気持ちと「たのしい」など感情をあらわす言葉とが結びつき、少しずつ気持ちを言語化できるようになってきます。感情を代弁された子どもは「親は自分の気持ちをわかってくれてる!」「自分の気持ちはそうなんだ!」と気持ちと言葉がつながり、言葉へ興味を持ちはじめるのです。
反対に周囲の大人が子どものことをよく見ないで自分本位で言葉を発していると、ズレが生まれてしまって、子どもに言葉が入っていきにくいので注意が必要です。
わが子と気持ちが通じにくいと悩んでいる方は、「子どもの気持ちを代弁する」を意識してみてくださいね。
あなたの幸せになる子育てを応援しています。