こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
発達障害がある子どもを持つ親は、わが子が人に迷惑をかけないようにと神経を使う場合が多くなります。
学校で先生に迷惑をかけないだろうか、外出先で周りの人に迷惑をかけないだろうかと、気を使うことが多いかもしれません。
迷惑をかけないようにと考えることは必要ですが、それ以上に大事なことは、迷惑をかけたときにどう対応すればいいかを子どもに教え、親自身も考えることです。
「迷惑をかけてはいけない」ということを基準に行動しようとすると、何をやる時でも誰かに迷惑をかける可能性を考えるようになり、何もできなくなってしまい、自分の能力を生かして誰かの役に立つことすらできなくなってしまいかねません。
さらに、「迷惑をかけてはいけない」という気持ちが強くなると、他人が迷惑をかけることを許すことができない思考にもなっていきます。
迷惑をかけることを許し、周りの人に感謝し、子どもが自由に活動できるようすることが、結局は、周りから助けてもらうことができ、迷惑をかけることが減ることになります。