こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得(まなべりょうえ)です。
大人になるまでに、自分の力で何かを成し遂げたという経験をした人は、苦しいことがあっても乗り越える力を持つことができます。
何かを達成した経験によって自分に自信を持つことができ、たとえ自信を失う状況があったとしても、心の片隅で自分の力を信じているので、生きる望みを捨てずにいられます。
例えばテストで100点をとった経験は、大きな自信になることがあります。
100点をとって親に褒められたとか、先生に褒められたとか、人から認められた経験は人に評価されなくなれば、その自信は崩れます。
大切なのは、努力や工夫を積み重ねて、日々努力をして達成したというような、周りの評価に左右されない、自分が自分の力を認めることのできる経験です。
親は、そんな経験をする機会を子どもに与えるために、子どもが好きなこと、夢中になっていることに対しては、否定せず、アドバイスせず、邪魔をせず、自由にさせてあげることが大事です。
「いつまでそんなことやってるの」などとは決して言わず、ただ見守ってあげることが、子どもの自信を育てることにつながります。