発達障がい支援センターの西浦まゆみです。
発達障害の子どもを持つ親のあなたは
「ストレス耐性」という言葉を知っていますか?
ストレス耐性とは、ストレスに対し適応して処理できるか、
または、ストレスに対してどのくらい耐えられるかといったレベルのことを言います。
多くの発達障害のわが子はストレス耐性は低い傾向にあります。
これは、発達障害のわが子の特性にもよりますが、
発達障害のわが子は注意されることが多く、
他者と比較され、できない自分に対して劣等感を持っていることが多いためです。
また、発達障害のわが子は、自信がないために、
何事に対しても後ろ向きに捉えてしまいます。
新しいことはしたくない、どうせ僕(私)はできないから
できない自分はダメ
できないから怒られる、怖い
いつも何かにつけて注意される、いやだ、したくない・・・など
発達障害のわが子は後ろ向きに捉えてしまう傾向があります。
そうなると、発達障害のわが子は体験(経験)をすることが少なくなるために
ストレス耐性が低くなってしまいます。
ストレス耐性は、ストレスを受けないと耐性はついていかないからですね。
発達障害のわが子ができないからといって
親のあなたが発達障害のわが子に構い過ぎていても、
ストレス耐性はついていきません。
なので、発達障害のわが子がストレス耐性を高めるためには
発達障害のわが子に体験(経験)を段階的に積んでいくことが大切です。
発達障害の子どもを持つ親のあなたが、発達障害のわが子の現状
(できるか、できないか、見守ればできるかどうか)を把握して、
発達障害のわが子に体験(経験)させることですね。
発達障害のわが子の状態によっては、
親のあなたが見本を見せたり、一緒にしたり、
見守って発達障害のわが子にさせたりすることです。
発達障害のわが子に得意なことや苦手なことも含めて
意識的に体験(経験)させることによって、ストレス耐性はついていきます。
ただ、すぐにはついていかないものなので、根気は必要です。
意識してくださいね。